ダイヤモンド市況概況
5月の取引低迷、値下げ圧力高まる2018/05/22
◆ディーラーは、5月の取引が低迷しているにもかかわらず、ラスベガスショーを前に楽観的。
2018年の見通しは、2017年より明るい。
De BeersとAlrosaサイトでの原石価格は底堅い。
Alrosaの第一四半期の売上高は、15億ドルとなり14%増加、利益は5.33億ドルで40%増加した。
◆インド:研磨石市場は、夏休み中のため静か。
ムンバイの外国人バイヤーは少数。
取引低迷により値下げ圧力高まる。
0.50-1ct、G-J、SIの売上良好。
スター、メレの需要鈍化。
研磨業者は原石市場の安定を背景に、一定の研磨量を維持している。
◆香港:ディーラー市場は閑散期のため鈍化。
6/21-24開催の香港ショーに、市場改善が期待されている。
0.30ct及び1ct、D-H、VS-SIに安定した需要がある。
0.40-0.99ct需要鈍化、バイヤーは大幅値引きを要求。
3ct以上の大粒石の動きが鈍い。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 4/16-5/16、ポインターの平均価格続伸。
ベストプライスは3.0ctの-0.1%を除きすべて上昇。
平均価格は0.3ctが+7.5%、0.5ctが+5.2%、0.7ctが+2.5%と続伸、他1.0ctと1.5ctがわずかに上昇、2.0ctと3.0ctがやや下落。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋