ダイヤモンド市況概況
市場は季節的に静か、香港での宝飾品小売改善2018/05/01
◆ダイヤモンド市場は季節的に静か。
研磨石の価格は安全しているものの、利益率は4月の原石価格引上げ後圧迫されている。
研磨石の取引は、原石の研磨よりも収益性が高い。
米国の宝飾品部門は、第1四半期に343社が事業を中止しており縮小。
◆インド: Bharat Diamond Week開幕後も取引はスロー。
外国のバイヤーがイベントに参加したが、現地のディーラーからの反応は弱い。
多くの業者は夏休み期間中、休暇を取る予定。
0.30-0.50ctのGIA dossier、1-1.50 ct., G-J, VS-SI需要が堅調。
業界の代表は資金繰りの懸念が残っているため、銀行との会合を計画。
◆香港:市場は夏の閑散期が始まり鈍化。
部分的な品薄感と一部の需要に支えられ価格は安定している。
1ct、G-H、VS-SI、RapSpec A2+ (3EX、蛍光無し) の受注が堅調。
0.30-0.40ct、G-H、VS-SIの販売が良好。
中国での金の販売と観光客の購買増加が、宝飾品の小売を牽引。
六福珠寶の第4四半期の同店舗売上が16%増加。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) は小康状態。
ベストプライスは0.3ct、0.5ct、1.5ct、3.0ctがやや上昇、0.7ct、1.0ct、2.0ctがわずかに下落。
平均価格は0.3ctが-0.4%、3.0ctが-0.9%と下落、他はわずかに上昇。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋