ダイヤモンド市況概況
インド企業倒産の噂に不安募る2018/05/15
◆ディーラーはラスベガスショーの準備を進めている。
取引鈍化に伴い、研磨石の在庫量が増加。
研磨石の価格は堅調だが、バイヤーは支払条件の緩和やより多くの商品委託を求めている。
中国の第1四半期の金、銀、宝飾品の売上が117憶ドルとなり8%増加、消費者マインドが改善している。
◆インド:様々な倒産の噂が流れ、不安が募っている。
ムンバイの外国人バイヤーは少数。
全てのカテゴリーでGIA dossier需要が堅調。
一部、0.50ct Iクラスへの関心が高まっている。
スターとメレ需要が鈍化。
原石取引は良好だが、研磨工場の生産量は減少。
◆香港:ディーラー市場は静か。
中国ではより低いカラーグレードの商品に移行している。
一部のバイヤーは良質なSIが品薄のためVSにシフトしている。
1ct、G-H、VS-SIの需要高まる。
小売は改善しているものの、地元の宝飾業者は、低価格帯の商品を扱う通販業者との競争に晒されており、差別化を図るためオーダーメイドの製品に転換している。
ファンシーカラーとファンシーシェイプは、ラウンドの無色のダイヤモンドより利益率が高い。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 、ポインターの平均価格上昇。
ベストプライスは0.3ct、1.5ctがわずかに下落、他はわずかに上昇。
平均価格は0.3ctが+5.5%、0.5ctが+3.5%、0.7ctが+2.0%とポインターが上昇、1.0と1.5ctが+0.6%、3.0ctが+0.5%とわずかに上昇、2.0ctのみ-0.2%と下落。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋