ダイヤモンド市況概況
銀行のダイヤモンド業界離れ加速2018/05/29
◆ラスベガスショーを前に市場心理が改善。
サプライヤーは、値下げ圧力下も研磨石の価格を維持している。
Tiffany & Co.の第1四半期の売上は10憶ドルと9%増加、利益は1.42億ドルと53%増加した。
銀行の融資引締めが懸念される中、原石の取引は堅調。
ABN Amroはダイヤモンドへの貸付を減らし、米国とドバイの支店を閉鎖する予定。
◆インド:一部のディーラーは休暇中であり、市場は静か。
大手サイトホルダーは、JCKショーでブランドの強化を図ることが予想される。
あらゆるサイズでSIの需要が高い。
サプライヤーは、2018年のホリデーシーズンに向け第3四半期での商品不足を予想しており、
現行の研磨量を維持している。原石需要は堅調。
◆香港:研磨石の受注が減少する中、ディーラーは6月の市場活性化に期待。
0.30-0.40ct需要が堅調。0.50-1ct、D-H、VS-SIの売上良好。
バイヤーは消費者の少ない予算に対応するため、カラー・クラリティが低い商品に移行している。
地元住民や観光客へのジュエリー販売が好調。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 4/23-5/23、ポインター価格上昇一服。
ベストプライスは0.3ctが-0.5%、1.0ctと3.0ctが-0.6%とわずかに下落、他はやや上昇。
平均価格は0.3ctが0.3%、0.5ctが1.3%、0.7ctが0.5%とポインターがやや上昇、1ct以上はわずかに下落。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋