ダイヤモンド市況概況
De Beers、合成ダイヤを用いたジュエリー発売2018/06/05
◆ディーラー取引と価格は安定している。
De Beersは、低価格帯の合成ダイヤを用いたジュエリーの販売を始めると発表。
ファンシーシェイプはオーバルが人気でペアー、クッションも良好、マーキース、プリンセスは弱い。
供給が限られていることから、良質の6-10ctのオーバル、ペアー、エメラルド カットに安定した需要が見られる。
東アジアの消費者は、手頃な価格のファンシーシェイプを探しており需要が堅調。
カットの悪いファンシーシェイプは、大幅値引きでも販売が難しい状況。
◆インド:多くのディーラーがLas Vegasショーのため渡米、
一部ディーラーはいまだに休暇中のためムンバイでの取引は静か。
市場では外国人バイヤーの姿はわずか。
現地のディーラーは、不安定なルピー対ドル為替レートに懸念を抱いている。
Nirav Modi詐欺事件以降、銀行融資が制限されておりダイヤ業者の資金繰りが悪化。
◆香港:研磨石市場は閑散期のため小康状態。
0.30-1.99ct、H-J、VS1-SI2 RapSpec A2+ダイヤモンドの需要が安定している。
消費者の低価格志向に伴い、ファンシーシェイプへの関心が高まっている。
小売売上高は、地元消費者の購買意欲向上と中国人観光客の回帰により増加。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 、ポインター価格やや上昇。
ベストプライスは大きな変化無し。
平均価格は0.3ctが3.3%、0.5ctが2.8%、0.7ctが1.2%とポインター価格がやや上昇。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋