ダイヤモンド市況概況
原石価格上昇、研磨業者の利益圧迫2018/06/26
◆RapSpec A2+ダイヤモンドの価格が堅調、バイヤーは品質の低い低価格帯の商品に移行している。
3ct及び大粒ダイヤの品不足が価格を支えている。
原石価格が高く研磨業者の利益率が圧迫されているにもかかわらず、De Beersサイト期間中の原石取引は堅調。
AWDC(アントワープ)が自動研磨技術を発表。
◆インド:小規模の研磨業者は原石価格が高く苦戦している。
弱いルピー(INR 68 = $1)は現地市場へのサプライヤーには打撃だが、輸出業者には朗報。
大手研磨業者は品不足を解消するため研磨量を増加させている。
新たに市場投入される商品の価格は、既存の在庫価格よりも高い。
ジュエリーの小売販売が減速傾向。
インドの5月の輸出額は22億ドルとなり8%増加した。
◆香港:小売業者のバイヤーは、0.30、0.50、1ctのD-G、VS、RapSpec A2+の商品に対しより高い割引を求めているが、サプライヤーは価格を保持している。
De Beersの合成ダイヤモンドジュエリーへの参入に関し、懸念が高まっている。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 、平均価格がわずかに上昇。
ベストプライスは0.5ctが-1.4%と下落、他は横ばい。
平均価格は0.7ctが1.9%、1.0ctが1.6%、2.0ctが1.1%とやや上昇。
0.3ctのみ-0.6%とわずかに下落。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋