ダイヤモンド市況概況
第3四半期の需要予測に向け、研磨業者は増産体制を維持2018/07/03
◆高い原石価格が研磨業者の利益率を圧迫しているため、サプライヤーは研磨石価格を維持している。
6月のDe Beersサイトは予想を上回り売上5.75億ドル、原石は3~6%のプレミアムが付いており原石市場は堅調。
バイヤーは3EXの価格上昇に伴いVGに移行している。
◆インド:香港ショー以降、米国と中国の需要に支えられ研磨石市場は安定している。
3ct及びより大きなダイヤモンドが品薄状態。
1ct、J-L、SIに安定した需要が見られる。
H-L、VS-SIのGIA Dossier付商品の動きが良い。
0.3-1ctの研磨石を対象とした原石の取引が堅調。
予想される第3四半期の需要を満たすため、研磨業者は増産体制を維持している。
◆香港:香港ショーが低調にもかかわらず、市場心理は改善。
ディーラーは9月のフェアに期待している。
0.30-1ct、H-K、VS-SIダイヤモンド需要が堅調に推移。
宝飾品の小売は引続き好調。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 、平均価格上昇。
ベストプライスは0.3ctが-0.8%、0.5ctが-0.3%と下落、他はわずかに上昇。
平均価格は1.0ctが3.0%、3.0ctが3.2%となり、他もすべて上昇。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋