ダイヤモンド市況概況
米国では小売店舗を削減、オムニチャンネルを加速2018/07/31
◆閑散期のため価格はわずかに下落傾向。
サプライヤーは貿易摩擦が進む中、米国と中国のジュエリー販売が良好なため下半期も楽観的。
米国の宝飾業者は、上半期に昨年の445に対し477の小売店を閉鎖、カスタマイズとオムニチャンネルにより販売効率を高めている。
銀行がNirav Modiの20億ドルの詐欺を理由に貸し出しを10%削減、弱いルピーと信用度の低下によりインドのカッターは警戒を強めている。
◆インド:ムンバイの外国人バイヤーは少数。
インドルピー下落により、現地でのダイヤモンドの販売価格が上昇したため国内需要が鈍化。
1ct、G-J、SI-I2、RapSpec A3ダイヤモンドの需要が堅調。
高い原石価格は研磨業者の利益率を圧迫しており、工場は生産量を抑えて稼働している。
◆香港:夏の閑散期の最中、9月の香港ショーまで市場は静かとの予想。
人民元下落により中国人観光客は買物に慎重。
GIA Dossier付商品は1ct upの商品より売上良好。
0.30-0.40ct、G-J、VS-SIの需要が堅調に推移する中、1.50-2ctは弱含み。
◆RapNet Diamond Index(D-H、IF-VS2) 、0.3ct上昇、他は全体的に下落傾向。
ベストプライスは0.3ctの2.1%、3.0ctの-1.2%を除き微増微減。
平均価格は0.3ctが2.4%と上昇、1.0ctが横ばい、他はわずかに下落。
Rapaport Diamonds.netより、一部抜粋